2021/11/23研究会(2021/11) 稽古風景
「考えずにいける、考えすぎない」
「考えるのは最後の1本2本、1枚2枚」
今日の研究会で指導したことです。

画面左側の作品
水仙を考え考えいけてましたが、勢いがなかったので、とにかく、考えない、空いているところにただ挿す、前から後ろから見ないでいける事を指導致しました。
そして最後の水仙1本は全体を見渡して足りないところに挿しました。
楚々とした水仙が四方八方に広がり表情が豊かになったと思います。

画面右側の作品
大きな水盤に円を描くように柳と水仙を挿した作品でした。
とても良く考えた線を作りあげていましたが、少々窮屈な感じでしたので水仙を全部抜き、まず花を挿しました。
葉はどうしましょう。考え無しに大きな器の水面に投げ込みました。
ただただ投げ入れる、考え無しに投げる…
そうすることで偶然が生みだす線、意図しない線が現れてきます。
いけている時、倒れてしまうことがありますが、慌てて戻すのではなくて一度倒れた様子を見直してみて下さい。
そこには素敵な線、空間があります。そんな偶然も楽しんで下さい。

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